ジャンクジャーナルとは?

ジャンクジャーナルは「スクラップブック」の派生または進化という認識が最も有力です。
一説では、2008年9月に起こったリーマンショックにて世界的な不況となり、高価なスクラップブック素材への消費熱が冷え込みました。愛好家たちは、手頃で身近なものを使ったジャンクジャーナルを生み出し、SNSにて共有したことから広まったという話があります。

それ以降、古書・手紙や封筒・パッケージ・チラシ・紙袋などといった捨てたりリサイクルされていた「ジャンク」たちで様々なジャンクジャーナルが生まれました。

ジャンクジャーナルの活用方法

ジャンクジャーナルは、活用するためのテーマはあってもルールのようなものはありません。制作者のひらめきや想いのままに創作されます。
ここでは、代表的なものを紹介いたします。

ダイアリータイプ
その時々に出会ったモノを記録するタイプのジャンクジャーナルは、とてもポピュラーで人気があります。
美術館の半券やカフェのレシートなど素材は様々です。
プランナータイプ
海外ではプランナータイプを好んでジャンクジャーナルを活用する人たちも多いです。
買い物リストや読書リストなどを好みのデザインで作成し、分かりやすいところにポケットを付けて、いつでもチェックできるようにします。
テーマブックタイプ
特定のテーマに沿ったジャンクで装飾されたタイプのジャンクジャーナルです。別名として、アートジャーナルとも呼ばれます。
花やガーデニングをテーマにしたものや、不思議の国のアリスのような特定の物語や本をテーマにしたものもあります。

ジャンクジャーナルの作り方

ここでは基本的な手順を紹介します。

STEP
主題(目的)を決める
ジャンクジャーナルは自由で好きなように創作することができるのですが、方向性を決めておくとジャンクアイテムをストックしやすくなるため、創作が容易になります。
例えば「花」などのテーマを選択すると、花と庭に関連するすべてのものを簡単にまとめることができます。
STEP
製本方法を決める
手帳やノートにルーズリーフなどと様々なサイズや種類の製本方法があります。小さなパンフレットをアレンジしても面白いです。
おすすめサイズはB6(128? × 182?)サイズです。
おすすめの理由は、コンパクトな大きさで持ち運びしやすく、両手で開いても見やすく、程よいサイズ感が特徴だからです。
STEP
素材集め
素材はふとしたところに沢山あります。お菓子の箱やデパートの紙袋に週刊誌など...沢山見つけてみましょう!
STEP
収集したジャンクで埋める
収集した様々なアイテムでページを埋め始めるステップです。
グリッド スタイルのレイアウトのように、整列されたデザインが好きな人もいれば、自分の気分や直感に従ったデザインが好きな人もいます。
ページ内で作成するレイアウトやデザインの種類は完全にあなた次第ですが、知っておくと便利なコツが1 つあります。
最初に大きなアイテムから貼り始めて、次に中程度のアイテムと小さなアイテムを少しずつ追加することでキレイでバランスの良いレイヤーになります。

便利でお洒落なテクニック

パッと目を引くジャンクジャーナルには、色々なテクニックが隠れているのをご存知ですか?
今すぐ取り入れられるテクニックをご紹介します。

SKILL
ページにポケットをつける
封筒やタグなどでちょっとしたポケットをつくることで、見た目も機能も格段にレベルが上がります。ポケットの形も丸いものや三角など、内容や日によって変えることでアレンジの幅が広がります。
SKILL
スタンプを活用
日付スタンプやメッセージスタンプなどを使って装飾するだけでいつもと違ったページになり深みがでます。
SKILL
タブやクリップを使う
アクセントにバインダークリップやペーパークリップを使うと、ページが立体的になり、とっても新鮮です。

最後に

ジャンクジャーナルの可能性は無限大です!試してみたいと思うことは恐れず試してみてください♪
とっておきのジャンクジャーナルが出来上がるのを心より願っております!